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2日目(3) |
5.シェ・ムーデル・ランビック |
ペルグロム Pelgrom | 樽のアップ写真 |
ノートルダム大聖堂をあとにした我々は、まだ訪れていないビア・カフェに行くべく、街を歩く。
◆ペルグロム Pelgrom
川崎代官と清水夫妻は、アントワープは初めてなので、第1回ベルギー王国ビール探訪記で紹介した店、ペルグロムの前を通る。屋根からビール樽がぶら下がっている様子を見学する。中世、建物の敷地面積で課税していたため、市民は、なるべく面積を減らすべく上に伸びた細長い建物を建てた。階段が狭いく、上の階にビ−ル樽を運べなかっため、屋根に滑車を付け、ビール樽を表から引き上げたという。空中に扉があるのはビール樽を中へ入れるため。
店自体は地下の防空壕跡にある。
◆ヴァガント De Vagant
この店は、第2回ベルギー王国ビール探訪記で紹介したジェネヴァー専門の酒屋。向かいにはジェネヴァー専門のカフェがある。たまにはジェネヴァーをお土産にしてもいいと思うのだが、今後のビール購入予定を考えると、今荷物を増やすことはちょっとやめた方が良いということで、今回もジェネヴァーを購入しなかった。
De Vagant:店内にはジェネヴァーの種類がとてつもなくある。 |
◆グローテ・ヴィッテ・アレンド De Groote Witte Arend
DE VAGANTの向かいに、有名なビアカフェ、グローテ・ヴィッテ・アレンドがあったので、ついつい入ってしまった。店の名前は「大きな白鷲」の意。中庭を通り、店に入るとすぐカウンターがあるが、1階は満席なので、2階へあがる。
この店オリジナルのArend Kriek(125BF)はちょうど切れていた。また、珍しいDuvelのグリーンラベル(7.5%
25cl 70BF)も品切れであった。Duvelのグリーンラベルは単にDuvelをろ過したもの考えるのは間違いで、通常品(赤いラベル)はアルコール度数が8.5%なのに対し、グリーンラベルは7.5%で別物である。特定の店にしかない珍しいビールなのだというのに無くて残念である。
仕方が無いので、樽生ビールをそれぞれ注文する。
中庭はクリスマスの飾りつけ(上) | 店内は落ち着いた雰囲気(宗教的) | |
カウンターには7本のビアサーバー(右) | Maredsous 8 樽生 |
店内にはクラシック音楽が流れ、落ち着いた雰囲気である。宗教曲が流れたのは、この店内に礼拝堂があるためかもしれない。他に弦楽五重奏曲、バッハの無伴奏チェロ組曲第6番など流れていた。
時間が経ち、ブリュッセルに遅くならない内に戻りたかったので、ビールは各自1杯でやめ、店を出た。
今回は、残念ながら、クルミナトールには行かれなかった。(日曜定休のため)
【データ】 | グローテ・ヴィッテ・アレンド De Groote Witte Arend | (Reyndersstraat 18, 2000 Antwerpen) |
Tel 03.226.31.90 AM11:00〜水曜休 |
Chez Moeder Lambic St.Gilles サン・ギル地区にある。もう1軒あった イクセル店は無くなってしまった。 |
ブリュッセルに戻り、ホテルでちょと休息したあと、早速、なじみのシェ・ムーデル・ランビックへ向かう。プレ・メトロに乗り、オルタ駅で降りると相変わらずそこは工事中であったが、やっと少し整備されたのか近道をして、店に行く。地図を見ることもなく、全く迷わず店に到着。
店に入ると、店主は我々のことを覚えていて、我々はカウンター前のいつもの席に腰をおろす。早速、メニューが運ばれたが、店主は我々の注文の仕方を覚えているようで、我々が呼ぶまで注文を取りにこない。我々はじっくりメニューを見て、ああだこうだと言いながら、メニュー表を確認してから注文をするのである。ましてや、この店は1000種類を置く店なので、ちょっとやそっとではビールは注文できない。
まず、メニューの手書きのページを見る。そこには新発売の新しいビールが掲載されているのであるから、まず(その時点では)日本で飲めないビールばかりと思ってよいだろう。そして、樽生のページをチェックする。これらも日本では飲めないビールである。樽生ビールも入れ替えがあるので、一部手書きである。手書きのメニューの場合、判読し難い文字があるのが難点である。
とりあえず、5人それぞれ目に付いたビールを注文する。
お昼に相当食べたとはいえ、夕飯を食べていないので、なにか食べようということになった。この店では食事はないが、チーズのよいメニューがある。いろいろ種類があったが、ビールにちなむものがよいだろうということになってLe Petit Bastoghar(Rochefort 8)とExquis Herve Doux(Orval)を注文するがロシュフォールの方はこの日はなかった。オルヴァルのチーズについては、パンとリンゴを煮詰めたジャムが一緒に付いて来て、そうとう甘いジャムと一緒に食べるようである。
注文を取る店主 ビールについて質問をする客もいて、説明をする |
Silly Super64 (50BF) |
Delirium Nocturnum (9% 33cl) |
チーズ Exquis Herve Doux (Orval) 220BF ※リンゴジャムをパンに付けて食べる。 |
Abbaye du Val-Dieu Bière de Noël (7% 33cl) |
Barbãr Winter Bok (8% 33cl) |
V.D.Bossche Kerstpater (6.5% 25cl) |
Gueze Girardin 1882 (5% 75cl 240BF) |
段々飲むペースが落ちてきたので、ちょっと気になる大瓶を皆で分けて味わうことにした。大瓶を2本注文する。
Blanche de Fantôme (4% 75cl 300BF) 注がれたグラスによって味が異なる。 色も異なる。瓶の上と底との違い。 |
Timmermans Gueuze Caveau (5.5% 37.5cl 135BF) |
Liefmans Kriek樽生 (90BF) |
Kriek F.Boon Mariage Parfait (75cl 265BF) |
清水夫妻は、このあたりで、もうビールが飲めなくなったということで、先に店を出た。残る3人でさらにビールを飲み進める。追加でランビックビールを注文する。実はメニューには珍しいランビックビールが多数掲載されていたが、一つ一つ注文していくと、それはない。それは醸造所がなくなった。等の理由で、結局あるものを聞いた方が早かった。注文の仕方がマニアックなので、それ相当のビールを探してくれて、あるものとして提示されたのがブーンのマリアージュ・パルフェ・クリークで、それに異存があるはずがない。もう1本グーズ・ケイヴォーはあるかと聞くと、あるということで75clもあるけどということだったが、もうそんなに飲めない旨を伝え37.5clを注文した。さらに、リーフマン・クリークの樽生を注文。
飲んだビールの数々 |
夜も11時を過ぎて、終電の心配も出てきた。今日はこの位にして、店を出た。
ベルギー2日目で35種類のビールを味わったことになる。目標の100種類は、今年は結構たやすいようにも思えてきた。
【データ】 | Chez Moeder Lambic St.Gilles | (Rue Savoie 68) |
Tel 02.539.14.19 PM4:00〜AM4:00 |
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