第6回ベルギー王国ビール探訪記(2)

初日(2)
4.再び、夜の散策
5.La Fleur en Papier Doré(ラ・フルール・アン・パピエ・ドレ)
6.ホテルの部屋にて

 再び、夜の散策


Restaurant 'T Keldarke
 再びグランプラス。まだ、お腹が空いている我々は、やはりレストランが気になる。広場に面するレストラン・ケルダルケ'T Keldarkeは、いつも満席でまだそこで食事をしたことがない。この日も満席のようである。
 広場を離れ裏通りの方に行くと、ギリシャ・レストラン街である。以前にもまして、店の数が増え賑やかになった。レストランのほかにもファーストフード店も多数並んで、店の看板やネオンで明るい。ここの名物はピッタPITTA。丸く薄く焼いたパンの角を切り落とし、中を開いてキャベツなどの野菜や羊肉などを詰めるが、詰める物によって何種類ものピッタがある。肉は羊肉を何重にも串刺しにし、オーブンロースターで回転、焼きあがった表面を薄く削ぎ切りする。トルコのドネル・ケバブやブラジルのシェラスコと同じ。
 私もこれを1つ買い求めたが、ボリュームたっぷりである。これを食べながら、近くにある小便小僧を見学する。

 La Fleur en Papier Doré ラ・フルール・アン・パピエ・ドレ

 Tim Webbの本には、La Fleur en Papier d'Orという名で紹介されている店。一般的には、ルネ・マグリットが足繁く通ったということで有名な店。 他にもE.L.T.メセンス、ユーゴー・クラウス、ジャン・デュビュフェ、ピエール・アルシンスキーなどもよく訪れたのだそうである。
 店内は3つの部屋からなっており、我々は一番奥の部屋に席を設けた。1920年代のベルギー・シュルレアリスムの雰囲気が漂う店としてベルギー観光局のホームページでも紹介されているように、当時の新聞の切り抜きや写真、絵やメモなどが壁いっぱいに飾られている。

Leffe Brune樽生(6.5%)
Leffe Blonde樽生(6.6%)

Kriek De Neve
(5.2% 25cl)
 ビールは、樽生4種類のほか10種類程度の瓶ビールを置くのみで、種類が少なくビール選びに困ったが、レフLeffeの樽生が店の一番のお薦めようである。Leffe Blonde樽生はフルーティな香りと味。ホップの苦味がフレッシュさを強調している。瓶の味わいとはまた異なる。★★★☆。Leffe Brune樽生も瓶の味わいとは異なる。ブラウンビールというのは何となく熟成してまろやかな味わいを期待してしまうのだが、新鮮でスムーズな喉越しのブラウン・ビールというのも美味しいものである。★★★★。Kriek De Neveはベルビューが造る別ブランド。甘味がベルビューより少ない感じで、フルーティで酸味が心地よい。★★★。
 さて、店の調度品など大いに雰囲気を楽しんだが、ただ一つ残念だったのは、タバコを吸う客が多く、煙くて長居できない状況だったことである。
【データ】 La Fleur en Papier Doré (53-55 rue des Alexiens)
Tel: 32-2-511.16.59

 ホテルの部屋にて

 ラ・フルール・アン・パピエ・ドレを後にした我々は、すぐ近くのLa Porte Noireポルト・ノワールの場所を確認した。さすがに深夜となったので、店に入るのはためらい、ホテルまで歩いて帰ることにした。
 グランプラスに戻り、ギャルリー・サン・チュベールを通り、モール・シュビトを確認し、再びベルガ・クイーンの前を通ってホテルに帰る。

ギャルリー・サン・チュベール

A la Mort Subit
 部屋に戻り、この日飲んだビールの数を数えるが、10種類に満たない。今回の旅行でも100種類以上のビールを味わうことを目標としていたが、ベルギービールをまだ所持していないので、とりあえずコペンハーゲンで購入したデンマークビールを飲むことにした。

Tuborg Classic(4.6% 33cl)
Tuborg Gold(5.8% 33cl)
 Tuborg Classicは、日本の大手メーカー製のピルスナーに比べると色がやや濃い感じで、味わいが豊か★★★。Tuborg Goldは明るいゴールド色で味わいあるがキレイ★★☆。
 もう深夜2時となったので、就寝する。

初日(1) 2日目(1)

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