第5回ベルギー王国ビール探訪記(7)

4日目(1) 自由行動の日(ゲント)
1. ビール醸造博物館
2. ゲントへ
3.Tierenteyn-Verlent ティーレンティン・フェルレント
4. 't Klok Huys

 ビール醸造博物館 The Museum of the Belgian Brewers

 この日は、自由行動の日。細井先生の奥様は、そろそろショッピングを愉しみたいところ。山田さん、セッピィ、細井先生ご夫妻の4人は、クリスタルの工場見学などに車で出発。
 我々、奉行、与力、代官、ベティさん、中山さん、小若さんの6人は、ゲントのビア・カフェめぐりの旅に出発。まずは、情報収集ということで、ホテルからすぐの洋書屋さんへ。ここで、ビールに関する本雑誌や本を購入。
 そのあと、グランプラスまで歩く。グランプラスの中心には、氷が敷き詰められ、アイススケート場になっていた。その真中にはクリスマスツリーが置かれている。
 初めての人もいるので、ビール醸造博物館を訪れることにした。
 博物館の内部は、昔の醸造器具の展示と昔のビアカフェの再現。現代の醸造機器の模型などが展示してある。コンピューターによるビール情報の検索もできる。時間があれば見て欲しいのが、「La Bière」というタイトルのビデオ上映。
 ビデオを見なければ、一通り見学するのにそんなに時間はかからない。醸造者組合の機関紙が無料で配付されているので、これをもらうのを忘れないように。
 ビールの本やグッズの販売もある。ポスターはまだ新しい版のものが出ていないようだ。ビールの守護神アルノルドス像の置物をさまざま販売されている。よく見ると、昨日、山田さんが、デ・コーニンク醸造所の人から受け取ったものとまったく同じものを売っている。あのとき、醸造所の人は「入手が大変だった」と言っていたが、実際はそうでもなさそう。灯台下暗しである。
 最後に、2種類あるビールから1つ選んで「スペシャル」を飲む。ホッピーで苦味のあるブラウンビールである。ちょっとイースト感がある。フレッシュで旨い★★★★。気が付くと全員スペシャルを頼んでいた。これだけ人数がいたのだから、2種類たのめばいろいろ味わえたのにと後悔。ビールの銘柄は相変わらずシークレット。
【データ】 The Museum of the Belgian Brewers/Brewers'House
Grand,Place 10, B-1000 BRUSSELS Tel. +32.(0)2.511.49.87 Fax +32.(0)2.511.32.59
10:00〜17:00 入場料100BF(現在3ユーロ・ビール1杯付き)

 ゲントへ

 ブリュッセル中央駅からゲントに向かう。約30分で到着。トラムで、ゲント旧市街へ行く。グラスレイGrasleiを歩くが、ビールスポット、ヘット・スペイカーHet Spijkerの建物はあり、看板もそのままだが、お店は営業していない。単に定休日というのではなく、入り口の扉に蜘蛛の巣が張っていた。

 Tierenteyn-Verlent ティーレンティン・フェルレント

 グラスレイからグローテ・マルクトへ。目的は1790年から営業しているというマスタード・スパイス専門店ティーレンテイン・フェルレントTierenteyn-Verlent である。
 マスタードは量り売りで、何種類かの大きさの陶器の瓶から好きな大きさを選ぶと、それに入れてくれる。大きな木杓子でマスタードをトロトロと器に入れる姿は、創業当時から変わらないのであろう。
 入れた後は、コルクの蓋をする。陶器の瓶が重いという人はプラスチックの入れ物を選ぶとよい。この方が軽いし、しっかりした蓋も付いている。陶器の方はコルクが緩いと、日本への輸送中こぼれだしてしまう恐れもある。私は、サランラップを持参していたので、最終日にこれをぐるぐる巻きに包んで持ち帰った。

【データ】 Mosterdfabriek Tierenteyn-Verlent
Groentenmarkt 3, 9000 Gent  Tel. & Fax: (09) 225 83 36.

 't Klok Huys

 お昼になったので、まずお食事。以前ゲントを訪れた際、ワーテルズイを食べて非常に満足したレストランOudBurgに行ってみたがお休み。近くでレストランを探す。いろいろ悩んだすえ、't Klok Huysというレストランに入る。
 入ると天井にはホップのドライフラワーがあり、貝類が入った小さな水槽もある。お昼の食事時を少し過ぎていたので、ほかのお客さんお姿は見えない。
 飲み物のメニューには、樽生がベル・ピルス1種類、他に16種類のビールが掲載されている。ワインを頼むと、このあとのビアカフェ巡りが体調的に辛くなるので、それぞれビールを注文することにした。ビールは瓶をテーブルまで持ってきて、皆が見ている前でグラスに注がれた。

AFFLIGEM BLOND
(7% 33cl)
Affligem Browerij bds nv

DUVEL
(8.5% 33cl)
Br.Duvel Moortgat

ORVAL
(6.2% 33cl)
Addaye Notre-Dame d'Orval

女性2人は、Blanche Steendonk ブランシュ・ステーンドンクを注文していました。
 AFFLIGEM BLONDは、アビイ・ビールのブロンドらしさがしっかりしていて、コリアンダーのスパイス味。★★★。DUVELは、デュベルの味。日本で味わうのと大きく異ならない。★★★。ORVALは、ベルギーでなかなか旨いオルヴァルに当たらないのだが、このオルヴァルはスムーズなオルヴァルで美味しい★★★★。

Shrimp Croqette

Salad with Bacon

6 Oysters on ice

"Waterzooi"of Chicken/Waterzooi van Kip
 料理のメニューはオランダ語のものと英語のものがあり、助かる。英語のメニューで注文する。名物のコロッケや生牡蠣などを注文する。
 料理のメインは、ゲント名物の鶏のワーテルズイ。骨付きの鶏の腿肉の人もいれば、胸肉の部位の人もいる。テーブルには、別に大きな壺のような器が2つ置かれ、その中には、まだワーテルズイがいっぱい入っている。本来1人前が鶏の半身であって、とりあえず4分の1羽分を出したということ。すでにお皿に盛られた分だけでもお腹がいっぱいになるのだが、美味しいのでついついお代りをしてしまう。それでも最後にはどうしても残ったので、一番若い小若さんにお願いして召し上がっていただいた。これで全部たいらげた。
【データ】 't Klok Huys
Corduwaniersstraat 65, 9000 Gent Tel.(09)223 42 41
12:00〜14:15,18:00〜23:00

3日目(2) 4日目(2)

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